Muse Code には echo というプロバイダがあります。Metaアカウントの認証をしていなくても動きます。実際に確認しました。
muse exec --provider echo --json "hello"
何が起きるか
モデルは呼ばれません。入力がそのまま返ります。出力の最後はこうなります。
"payload": {
"kind": "run_terminal",
"terminal": "completed",
"text": "echo: hello"
}
ただしイベントログは本物と同じ形式で流れます。セッション・実行・タスクのストリームが作られ、タスクのライフサイクルが遷移し、冪等キーも付きます。
何に使えるか
- ログ形式の確認 — JSONLをパースするツールを書くとき、課金なしで実物の形式が得られます
- CLIの挙動確認 — オプションの効き方、ワークスペースの認識、設定の読み込みなどを試せます
- 導入前の検証 — 認証もアカウントも要らないので、社内で使ってよいか判断する前に触れます
応答遅延を指定できる
--echo-delay-ms <MS>
Deterministic echo reply delay (echo provider only)
「決定的な」遅延を挟めます。タイムアウト処理や進捗表示のテストに使う想定でしょう。
制約
実際に動かすと、内部で走るリマインダー系のタスクが次の理由で失敗します。
"reason": "invalid run configuration:
provider does not support base instructions"
echo は基本指示(base instructions)に対応していないためです。モデルの応答品質を測る用途には使えません。あくまで配管の確認用です。
導入検討中の方へ
「まず社内で触ってみたいが、アカウントを作って課金を発生させる前に確認したい」という段階では、この echo プロバイダが使えます。CLIの安全設定(承認・サンドボックス)がどう効くかも、この状態で確認できます。