Muse Code は本体のインストールが無料で、実際の費用はAPIのトークン従量課金です。ドル建てのまま比べても実感が持ちにくいので、実測した為替で円に直しました。以下はすべて100万トークンあたりの単価です。
Muse Code の2つのティア
| ティア | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| 標準(muse-spark-1.2) | $1.25 / 約199円 | $4.25 / 約676円 |
| contributor | $0.10 / 約16円 | $0.20 / 約32円 |
出力で比べると、contributorティアは標準の約21分の1です。ただしこの差は値引きではなく交換条件で、contributorを選ぶと入力と出力がMetaのモデル学習に使われます。詳しくは別記事にまとめました。
標準ティアにはキャッシュ読み込みの単価($0.15/約24円)も設定されています。同じ前提を繰り返し送る使い方では、実際の請求額はこの影響を受けます。
Claude の各モデルと並べる
比較対象として、同じくターミナル常駐型で使われることの多い Claude の単価を並べます。
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Muse Spark 1.2(標準) | $1.25 / 約199円 | $4.25 / 約676円 |
| Muse Spark 1.2(contributor) | $0.10 / 約16円 | $0.20 / 約32円 |
| Claude Opus 5 | $5.00 / 約795円 | $25.00 / 約3,974円 |
| Claude Sonnet 5 | $3.00 / 約477円 | $15.00 / 約2,384円 |
| Claude Haiku 4.5 | $1.00 / 約159円 | $5.00 / 約795円 |
Claude Sonnet 5 には2026年8月31日までの導入価格(入力$2.00/約318円、出力$10.00/約1,590円)が設定されています。
単価だけを見れば、Muse Code の標準ティアは Claude Opus 5 の4分の1から6分の1です。最上位どうしの比較では確かに安価です。一方で Claude Haiku 4.5 のような軽量モデルと比べると、入力単価はむしろ Muse Spark 1.2 のほうが高くなります。
性能はどうか
Meta が公表しているベンチマークでは、Terminal-Bench 2.1 のスコアは次のとおりです。
| モデル | Terminal-Bench 2.1 |
|---|---|
| Muse Spark 1.2 | 82.9% |
| Claude Opus 5 | 86.7% |
Meta 自身が公表した数字で、Claude Opus 5 を下回っています。Meta の担当者も、性能ではなくコスト面での選択肢として位置づけている旨を各社の取材で説明しています。つまり「安いが最高性能ではない」というのが、提供側の説明とも一致した理解になります。
単価の比較だけでは総額は決まりません
実際に払う額は「単価 × 使ったトークン数」です。同じ作業でも、モデルによって試行回数や読み込む量が変わります。単価が4分の1でも、手戻りが増えて3倍のトークンを使えば差は縮まります。導入を検討する場合は、自分の典型的な作業を両方で走らせて、実際の消費量まで測ることをおすすめします。
どう使い分けるか
- 難しい設計判断や、失敗すると手戻りが大きい作業は、単価が高くても精度の高いモデルのほうが結局は安く済みます。
- 単純で量の多い雑務(大量の定型変換、ログ整形など)は、安いモデルの出番です。ここは Muse Code の標準ティアが候補に入ります。
- contributorティアは、内容が学習に使われても構わない作業に限るべきです。判断材料は別記事に整理しました。
価格・ベンチマークはいずれも2026年8月11日時点で公表されていた内容です。ベータ版であり変更されることがあります。最新の値は公式ページをご確認ください。