Muse Code はセッションを記録しています。中断したものを再開する muse resume と、記録を外に書き出す muse export の2つが用意されています。
resume — 中断から続ける
muse resume セッション選択画面を開く muse resume --last このワークスペースの直近を再開 muse resume <session-uuid> IDを指定して再開
引数なしで実行すると、そのワークスペースのセッション一覧から選ぶ画面が出ます。ルートオプション(--provider や --workspace など)は resume の前後どちらに書いても構いません。
export — 記録を1つのJSONに書き出す
muse export [--session <id|path>] [--last] [--out <file>] [--redacted]
ヘルプによれば、書き出されるのは「セッションの永続ログを、自己完結した1つのJSON文書として」出力したものです(export_schema_version 1)。含まれる内容が具体的に列挙されています。
- タイムスタンプ
- メッセージ
- 暗号化された推論内容(verbatim encrypted reasoning)
- ツールの呼び出しと結果
- 承認の記録
- 質問への回答
- モデルID
ses_/trajectory_のID- フォークとサブエージェントの系譜
「暗号化された推論」がそのまま含まれる点が特徴的です。中身は読めない形ですが、記録としては残ります。
出力先の決まり方
--out を指定しない場合、カレントディレクトリに trajectory-<タイムスタンプ>.json という名前で書かれます。カレントに書けなければ一時ディレクトリにフォールバックします。
既存ファイルは決して上書きされません — 名前が一意化されます。標準出力には「書き出した絶対パス1行だけ」が出ます。スクリプトから使いやすい設計です。
対話かパイプかで挙動が変わる
ここが親切な作りです。
--sessionなしで対話端末から実行 →muse resumeと同じセッション選択画面が出る- ただし
--outを付けた場合 → 選択画面は出ず、最新セッションを書き出す - パイプやリダイレクトで実行 → 非対話のまま最新セッションを書き出す
明示したいときは --last を付けます。
--redacted
秘匿処理をかけて書き出すオプションです。共有や提出の前に使うものと考えられます。
trace — 記録を検査する
muse trace inspect [OPTIONS]
記録済みのトレースを検査するコマンドです。muse trace inspect --help で、fixture・session-log・run-log・task-log・render-mode・format といったフラグが確認できます。ログの種類ごとに分けて見られるようになっています。