当サイトが毎日監視している Meta の配信基盤で、Muse Code の安定版チャンネル(muse-stable)の配信バージョンが 1.2.1-R2847.1 から 1.4.0 系に変わったことを検知しました。2026年9月25日の検知では 1.4.0-R4161.1 でしたが、翌9月26日の検知では 1.4.0-R4302.1 に差し替わっていました。本稿の値は、2026年9月27日(UTC)にチャンネルJSONと配布マニフェストを取得し直して確認したものです。
検知した内容
当サイトの監視では、安定版で 1.3 系は検知していません(muse-canary チャンネルは本稿執筆時点で 1.3.0-R3134.1 のままです)。状態は public、緊急度 (urgency) は none、最低バージョン (min_version) は未設定、通知文は空で、前回から変わっていません。
配布物のサイズ変化
| 配布物 | 1.2.1-R2847.1 | 1.4.0-R4302.1 | 差分 |
|---|---|---|---|
| x86_macos | 298,040,096(298.0MB) | 354,846,000(354.8MB) | +56,805,904(+19.1%) |
| aarch64_macos | 273,480,640(273.5MB) | 327,341,696(327.3MB) | +53,861,056(+19.7%) |
| universal_macos_pkg | 211,311,437(211.3MB) | 250,421,626(250.4MB) | +39,110,189(+18.5%) |
| x86_linux | 299,251,896(299.3MB) | 355,154,136(355.2MB) | +55,902,240(+18.7%) |
| aarch64_linux | 265,885,776(265.9MB) | 317,397,080(317.4MB) | +51,511,304(+19.4%) |
| x86_windows | 342,592,760(342.6MB) | 444,699,896(444.7MB) | +102,107,136(+29.8%) |
| aarch64_windows | 312,243,448(312.2MB) | 407,623,928(407.6MB) | +95,380,480(+30.5%) |
単位はバイト、括弧内は 1MB=1,000,000 バイトで換算。macOS と Linux は19パーセント前後、Windows は約30パーセント増で、前回(4〜5パーセント程度)より大きな増加です。
Windows 版2種類は9月27日の確認でいずれも HTTP 200 を返し、応答サイズはマニフェストと一致、先頭は Windows 実行形式を示す MZ でした。
マニフェストに項目が1つ増えた
1.4.0 のマニフェストには、1.2.1-R2847.1 には無かった msp_schema_fingerprint という項目が加わっています。値は sha256: で始まるハッシュで、R4161.1 と R4302.1 で異なります。現行ランチャーには msp という文字列が無く、この項目を読んでいません。用途は現時点では分かりません。
ランチャーも差し替わった
ランチャー(muse-launcher.sh)も更新され、SHA256 の先頭が 21c66e550a71 から c6db294799a1 に変わりました。現行版は1,126行で、「変更のたびに上げる」とコメントされた launcher_version="3" を持ち、User-Agent は muse-code/launcher-3 です。旧版との差分は本稿では確認できていません。インストーラ(install.sh)は 9,314 バイト・314 行で、以前読んだ時点と同じ大きさです。
現行ランチャーでは、本体の更新確認は既定で1時間に1回、起動時に裏で行われ、新しい版は次回以降の起動で使われます。MUSE_NO_AUTO_UPDATE=1 で自動更新を止められ、取得した本体はサイズと SHA-256 で照合されます。
公式ページで確認できたこと
公式製品ページの本文も変化していますが、9月27日に取得した本文に「1.4」の記載や変更内容の説明はありませんでした。現在は「Available for MacOS and Windows.」の一文と、muse-spark-1.3 を含む料金表が載っています。どの部分が変わったのかは現時点では分かりません。
現行のチェックサム
x86_macos 648d8f8b7d7f944e11dda116b1833e9a4ce2e753c8d48db57f0c0200b12e7213 aarch64_macos b7e1ebdf6b5c7e67ddb8ff4b917461f555758545c7db25076b3696d84018d752 universal_macos_pkg c9887f4526b4349b5bdf2ec32643742142733bc9432722722adf1b17be85df4a x86_linux ad21c22965f8600b4473b4ab8354ff7cc483d4cb681b46f2952561d855c8ed86 aarch64_linux 79cfba1b9e417b370bdb9154a546c524b7f32a34026e6164b6f3f122f0ea3386 x86_windows 61dbb475cb454e89d6e8c6d2e4a22332cd5437437c31654b3591abc72c6b14ac aarch64_windows 90416263b95cbee5bcb82a5389537c6965e7c2b36094b09b01c6792b609b71ef
現時点で分からないこと
- 1.4 系で追加・変更された機能の内容
- サイズ増加、とくに Windows 版の増加幅が大きい理由
- 1.2 系との互換性に影響する変更が含まれるかどうか
更新すべきか、様子を見てよいか
結論: 急いで更新する必要は示されていません
緊急度は none、最低バージョンも未設定です。自動更新を止めていなければ、ランチャーが 1.4.0-R4302.1 を取得します。
配布を管理している情報システム部門は、次の進め方をおすすめします。
- マイナーバージョンが2つ上がっているため、まず検証環境で既存のワークフローが動くかを確認する。
- 検証が終わるまで全社の版を固定したい場合は、
MUSE_NO_AUTO_UPDATE=1の扱いを決めておく。 - 社内ミラーでは上記のチェックサムで照合する。1本あたり約250〜445MBに増えている点にも注意する。
当サイトでは引き続き配信基盤を毎日確認します。
よくある質問
Muse Code 1.4.0 にはすぐ更新すべきですか?
緊急度は none、最低バージョンも未設定のため、急いで更新する必要は示されていません。マイナーバージョンが2つ上がっているので、まず検証環境で既存のワークフローが動くかを確認することをおすすめします。
Muse Code の自動更新を止めるにはどうすればよいですか?
現行のランチャーでは、環境変数 MUSE_NO_AUTO_UPDATE=1 を設定すると自動更新を止められます。既定では起動時に1時間に1回、裏で更新を確認します。
Muse Code 1.4.0 で何が変わったのですか?
2026年9月27日時点で、公式製品ページに1.4の変更内容の説明はなく、追加・変更された機能は分かっていません。配布物のサイズは macOS と Linux で約19%、Windows で約30%増えています。